脊髄損傷

脊髄(せきずい)とは背骨の中にある中枢神経です。
脊髄は脳から送られる神経信号を末梢神経に伝え、逆に末梢神経からの神経信号を脳に伝えるという役割を持っています。
年間約5,000人もの脊髄損傷が発生しており、その半数近くが交通事故によるものです。
脊髄を損傷した場合、症状が固定し、退院した後も、生活に大きな影響を与えます。
被害者が自力で生活することが困難である場合、被害者のご家族もその介護をしなければなりません。
 
精神的、経済的負担も重くのしかかってきます。
介護は長期に渡りますので、裁判で適正な賠償を得て、経済的負担を解消していかなければなりません。
交通事故による身体的ダメージ、精神的苦痛は、金銭によって回復しきれるものではありません。
そうであれば尚のこと、より多くの被害者の方に、交通事故による損害賠償金の仕組みを理解していただき、よりよい解決を目指して頂きたいと考えています。
 
お気軽に当事務所までご相談ください。

 

脊髄損傷の症状

この脊髄が損傷されると、脳から末梢神経への神経信号がうまく伝わらなくなり、下記のような症状があらわれます。

四肢麻痺(ししまひ)

脊髄損傷の最も基本的な症状といえます。手足が麻痺して動かなくなります。
この場合、通常広範囲にわたる感覚障害や、尿路障害などの腹部臓器にも障害が発生します。

 

呼吸麻痺

呼吸器官に麻痺が生じ、人工呼吸器が必要になります。

 

起立性低血圧

脊髄が損傷されることにより、自律神経機能に障害が置き、立ったり座ったりと体を動かした場合に血圧が低下し、めまいや意識消失が発生します。

 

感覚機能の低下

通常、長い時間同じ姿勢で座っていると、お尻がしびれると感じます。
これは、床とお尻が接触し、血流が不足するために「しびれた」と感じるのです。
しかし、脊髄損傷によって感覚を失っていると「しびれる」という感覚も失ってしまいます。
しびれを感じずにずっと同じ姿勢でいると血行不良を起こし、皮膚や筋肉などの組織が破壊されてしまうのです。
 

排尿・排便機能の低下

脊髄を損傷すると排尿・排便機能が低下します。

 

脊髄損傷の解決事例

交通事故により脊柱の運動障害が残り、45%の労働能力が喪失したとして、逸失利益を認めた裁判例

 

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